CelsView


○はじめに
CelsViewとは3Dモデルを見るためのビュワーです。
現状ではMQO、MVVファイルのみ読み込むことが可能です。


○インストール
インストール作業は特に必要ありません。
適当なフォルダにコピーしてください


○アンインストール
CelsViewのファイルを削除してください


○起動方法
celsview.exeを実行してください。

SHIFTキーを押しながら起動すると設定が初期化状態にもどります。


○モデルの読み込み
CelsViewのモデル読み込みは3つ方法に対応しています。

1.「メニュー→ファイル→開く」で読み込む方法

2.起動時に引数にMQOファイル名を指定する方法
この機能によりCelsViewのアイコンへファイルをドラッグアンドドロップする方法にも対応します。
例)
>celsview test.mqo

3.CelsViewの起動している状態でドラッグアンドドロップする方法


○対応テクチャについて
CelsViewは単体ではBMP/PNG/TGA/JPGに対応しています。
PNGとTGAはアルファチャネルに対応しています。
それ以外のファイルに対応するにはSUSIEプラグインを使用してください。
※SUSIEプラグインを使用した場合、アルファチャネルは無視されます

SUSIEプラグインは
こちらからダウンロードしてください。
SUSIEプラグインを使用する場合CelsViewと同じフォルダに入れる必要はありません。
ただし一度SUSIE本体を立ち上げてください。
このときSUSIEがレジストリにSUSIEプラグインへのパスを書き込みますので
CelsViewはそのパスを参照します。


○ファイルの説明
***.dlpという拡張子のファイルはCelsView用プラグインとして扱われます。
celsview.exe CelsView本体のexe
expdwdll_dx7.dlp DirectX7を用いたビュワープラグイン
expdwdll_dx9.dlp DirectX9を用いたビュワープラグイン
expdwdll_ray.dlp ソフトウェアレイトレータを用いたビュワープラグイン
mqoimpCS.dlp MQOインポータプラグイン
mvvimpCS.dlp MVVインポートプラグイン
mvvexpCS.dlp MVVエクスポートプラグイン
bmpbmlCS.dlp BMPインポートプラグイン
jpgbmlCS.dlp JPGインポートプラグイン
pngbmlCS.dlp PNGインポートプラグイン
tgabmlCS.dlp TGAインポートプラグイン


○操作
・マウス操作
左クリック+移動・・・ウィンドウの移動
右クリック+移動・・・カメラ回転
中クリック+移動・・・カメラ平行移動
ホイール・・・カメラズーム
左ダブルクリック・・・通常表示、レイヤード表示(透明表示)の切り替え
右ダフルクリツク・・・レイヤード時(透明表示)のみにメニューの表示をします

・キーボード
F1・・・左からのカメラ
F1+SHIFT・・・右からのカメラ
F2・・・上からのカメラ
F2+SHIFT・・・下からのカメラ
F3・・・前からのカメラ
F3+SHIFT・・・後ろからのカメラ
F4・・・通常表示、レイヤード表示(透明表示)の切り替え
F5・・・デフォルト位置のカメラ
カーソルキー…カメラ回転
カーソルキー+SHIFT…カメラ平行移動
カーソルキー+CTRL…カメラズーム


○画面説明
CelsViewの画面の表示モードにはビューモードとエディットモードの2種類があります。

ビューモードは主にモデルを見ることに特化したモードです。
細かい設定などは行えませんが操作が簡略化されていて3Dの初心者にも比較的簡単に操作できるようになっています。

エディットモードは主にセルシェーダのエディットをするこに特化したモードです。
操作は複雑になりますがより細かい設定が可能になります。

一番最初に立ち上げたときはビューモードになっていますのでエディットモードにしたい場合は切り替えてください。
ビューモードとエディットモードの切り替えは「メニュー→オプション→エディットモード」をチェックしてください。

○ビューモードの画面説明


○ビューモードのプロパティウィンドウ
設定を表示します。
プロパテには次の項目があります
・一般
・カメラ
・ライト
・アニメーション

○ビューウィンドウ
モデルの表示をします

○デバッグメッセージウィンドウ
デバッグメッセージの出力をします。
ユーザーには直接関係ありません。

○エディットモードの画面説明


○エディットモードのプロパティウィンドウ
設定を表示します。
プロパティは「Comm」、「Mtl」、「Obj」3つのタブに分かれており
それぞれ「Comm」が一般的な設定、「Mtl」が個々のマテリアルの設定、「Obj」が個々のオブジォクトの設定を行います。
「Comm」には次の項目があります。
・一般
・セルシェーダ
・ライト
・カメラ
・アニメーション
「Mtl」には次の項目があります
・マテリアル選択
・セルシェーダ
・拡張プロパティ
「Obj」にはづきの項目があります
・オブジェクト選択
・プロパティ

○ビューウィンドウ
モデルの表示をします

○デバッグメッセージウィンドウ
デバッグメッセージの出力をします。
ユーザーには直接関係ありません。

○レイヤード表示(透明表示)の画面説明

背景色部分を切り抜いて表示するモードです。
左ダフルクリック、F4キー、「メニュー→表示→レイヤード」で通常表示とレイヤード表示を切り替えることができます
通常表示に比べて動作がかなり重くなるので注意してください
※レイヤード表示ではアンチエイリアス表示はできません

○メニューについて
ファイル ファイル操作を行います
新規作成 モデルがない状態にします
開く モデルを読み込みます
新規で連番データを開く 連番データを新規のモーフィングアニメーションデータとして読み込みます
追加で連番データを開く 連番データを追加のモーフィングアニメーションデータとして読み込みます
シーンを上書き保存 シーンデータ(MCSファイル)を上書きします。
モデルにMCSファイルの設定がされている場合にのみ実行可能です。
シーンを名前を付けて保存 シーンデータ(MCSファイル)を名前を付けて保存します。
エクスポート モデルをエクスポートします。
モデル形式はMQO、MVVに対応しています。
キャプチャ 画面をキャプチャします。
画像形式はBMP,PNG,JPEG,TARGAに対応しています。
最近のファイル 最近読み込んだファイルを羅列します
頭に「*」がついたファイルは連番データを示します
終了 CelsViewを終了します
表示 表示設定をします
グリッド グリッド表示の有無を指定します
影を描画します
VGAが対応している場合にのみ表示できます。
現在影の表示ができるのはnVidiaのGeForce3/Ti4x00/FX/6x00/7x00シリーズのみになります。
アンチエイリアス アンチエイリアス表示の有無を指定します
アンチエイリアス表示をするとエッジがなくなり表示がなめらかになります
デバッグメッセージ デバッグメッセージの有無を指定します
シャドウマップ シャドウマップで使った画像を表示します。
デバッグ用ですので通常は無効にしてください
ウィンドウ ウィンドウ設定をします
メッセージウィンドウ メッセージウィンドウの表示、非表示を設定します
プロパティウィンドウ プロパティウィンドウの表示、非表示を設定します
レイヤード表示 通常表示、レイヤード表示の切り替えを行います
オプション オプション設定をします
設定 オプション設定を行います
ドキュメント ドキュメントの情報をみることができます
プラグイン プラグインの情報をみることができます
※現状では動作していません
エディットモード ビューモードとエディットモードの切り替えを行います。
チェックするとエディットモードになります。
追加読み込み マルチドキュメントが有効な場合、ドキュメントを追加で読み込みます。
ドライバー再読み込み ドライバーの再読み込みを行います。
ヘルプ ヘルプ操作をします
ヘルプ ヘルプの表示をします
※現状では動作していません
CelsViewについて CelsViewについての表示をします
※現状では動作していません
Language 言語を切り替えます
English 英語モードにします

○連番データとモーフィングアニメーションについて
連番データをモーフィングアニメーションとして読み込むことが可能です。
連番データの指定の仕方はファイル名の後ろに「フレーム位置」を指定します。
例)
フレーム0,1,5,10の位置にキーがあるモーフアニメーションを作成する場合のファイル名は次のようになります。
フレーム位置は連続している必要はありません。
「一番大きいフレーム位置+1」がフレーム数になります。
test_00.mqo
test_01.mqo
test_05.mqo
test_10.mqo

連番データとして指定できるデータは、次の条件を満たしていなければなりません。
・オブジェクト数が同じ
・オブシェクト内の頂点数、面の数が同じ
・面内の頂点インデックスが同じ

連番データの作成方法の一つとしてmikotoで作成したモーションを連番MQOで出力する方法があります
mikotoでの連番MQOを出力する場合は「ツール→連番MQO出力」で行うことができます。

※モーフィングアニメーションのパラメータはMCSに保存することはできません。
MVV形式専用の機能と考えてください

○MVVファイルについて
MVV形式としはCelsView専用のデータ形式です。
他のビュワーなどでは見ることはできません。
モーフィングアニメーションに対応しています。
暗号化は施していませんので解析される可能性があります。

○MCSファイルについて
MCS形式としはCelsView/Celshade用のシーンデータです。
CelsViewで拡張されたマテリアルやセルシェーダ設定を保存することができます。

・MQOファイル上のMCSの設定方法

まずはじめに空のオブジェクトを作り
MCS:〜.mcs
という名前に変更してください。
「〜」は保存するファイルのパスです。(相対パス、絶対パス両方に対応しています)
保存するファイルを
c:\data\test.mcs
としたいならば、
MCS:c:\data\test.mcs
と記述してください。
MCSの記述をしたオブジェクトの中身は空にしてください。
MCSの記述をしたオブジェクトは読み込まれたときポリゴンがあっても無視されます。


○セルシェーダの適用について
セルシェーダの適用方法には二種類あります。
・全てのマテリアルに一つのセルシェーダ(デフォルトセルシェーダ)を適用する方法
・マテリアルごとに個々のセルシェーダを適用する方法
デフォルト状態では「デフォルトセルシェーダ」が適用されています。
マテリアルごとにセルシェーダを適用したい場合は、「Commタブ→セルシェーダ→一般→デフォルト」のチェックを無効にしてください。

○画面キャプチャについて
画面をキャプチャするには「ファイル→キャプチャ」を選択してください。
基本的にVGAの機能をそのまま使用しますのでそのVGAのリアルタイム表示以上のクウォリティではキャプチャできません。
(影表示をサポートしていないVGAでは影描画はできません)
ただしアンチエイリアスはソフトウェアで処理しますのでVGAがアンチエイリアスをサポートしていない場合でも適用されます。
また画像サイズも現在使用しているバックバッファをタイルレンダリングとして使用するのでリアルタイム表示ができているのならば
VRAMの少ないVGAでも任意のサイズ(32x32〜4096x4096)でキャプチャすることが可能です。
またアニメーションが設定されているデータならば画像の連番出力も可能です。

○必須VGA
DirectX7以上に対応したVGA
DirectX9で表示する場合にはDirectX9Cのランタイムが必要です。
ない場合はこちらからダウンロードしてください
またVGAドライバーもDirectX9Cに対応したもの使用してください。

nVidiaのVGAを使用している方はこちらから最新版のドライバーをインストールしてください
ATIのVGAを使用している方はこちらから最新版のドライバーをインストールしてください


○推奨VGA
CelsViewはGeForce3以上のnVidiaのVGAに最適化されて作られてます。
CelsViewの全ての機能を使うにはGeForce3、Ti4x00、FX、6x00のVGAが必要です。
影の描画ができるのは現状では上のGeForce系VGAのみになります。


○VGA別の機能
 

HWShadowMap

BumpMap

MultiTexture

GeForec6x00

8

GeForceFX

8

GeForceTi4x00

4

GeForce3

4

GeForce4MX

×

×

2

GeForce2

×

×

2

RadeonXx00

×

8

Radeon9500〜9800

×

8

Radeon8500〜9200

×

6

Xabre

×

2

SiS651

×

×

2

S3 Savage

×

×

2

S3 DeltaCrome

×

?

?

i810〜815

×

×

2

i845〜865

×

×

4

Matrox Gx00

×

3

Parhelia

×

4

※CelsViewではセルシェーダ表示にテクスチャを使用します。
セルシェーダのディフューズに1つ、スペキュラに1つそれぞれテクスチャを使用します。

例えばGeForce2などのMultiTextureの数が2のVGAでは以下の条件では表示が正常にされません。
ディフューズマップ(模様)、セルシェーダディフューズ有効、セルシェーダスペキュラ有効の場合
合計3枚のテクスチャが必要になりますのでテクスチャユニット1つ足りないのでこの場合
セルシェーダスペキュラが表示されません。


使用条件・配布・著作権について
CelsViewの著作権はsio29にあります。

インターネットなどでの不特定多数への2次配布は禁止しています。
ただし同人ソフトなどでモデル販売するときそのモデルを見るためソフトとして同梱するなどの場合は配布を許可します。
CelsViewを使用して損害などがでた場合にも著作者は一切の責を負いません。必ず使用者の責任の元で使用してください。

おくずけ
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