メタセコ用ボーンプラグイン「BoneCmd」

※※※ 注意 ※※※
現在のBoneCmdはまだベータ版にも至らないでテスト版です。
モデリングの作業に耐えうる出来ではありませんので大切なMQOファイルでBoneCmdのテストをしないでください。


・はじめに
・ファイルの説明
・インストール
・アンインストール
・起動方法
・BoneCmdの無効化、有効化
・ドキュメント読み込み時に不具合がでた場合の回避方法
・BoneCmdを適用したMQOファイルがメタセコ以外で読めなくなった場合の回避方法
・コマンド説明
・画面説明
・オブジェクトパネルについて
・ボーンについて
・頂点ウェイトとモーフターゲットについて
・操作
・フリーズ処理について
・現在分かっている問題点
・将来的に…
・使用条件・配布・著作権について
・おくずけ


○はじめに
BoneCmdとはメタセコでボーンを入れモーションを作成するためのコマンドプラグインです。
現状BoneCmdでできることはボーンの作成、頂点ウェイトの作成、モーションの作成です。



○ファイルの説明
bonecmd.dll BoneCmd本体のdll
helpフォルダ BoneCmdのヘルプファイルです。

○インストール
ファイルを解凍しメタセコのPlugins\CommandフォルダにBoneCmd.dllをコピーしてください。

・ヘルプファイルのインストール
(※ヘルプを利用しない場合には以下の操作は必要ありません)
helpフォルダ以下のファイルは適当なフォルダにコピーし「ボーンコマンドパネル→その他→オプション→ヘルプパス」にヘルプをコピーしたフォルダを設定してください。
「ボーンコマンドパネル→その他→オプション→ヘルプ」でヘルプを見ることが出来ます。


○アンインストール
Plugins\CommandフォルダからBoneCmd.dllを削除してください


○起動方法
メタセコを起動しコマンドパネルに現れる「BoneCmd」というボタンをクリックしてください

○BoneCmdの無効化、有効化
メニュー「ボーンコマンドパネル→その他→BoneCmdの有効/無効」でBoneCmdを有効、無効を切り替えることができます。
設定はメタセコ本体を再起動した後に反映されます。
BoneCmdはコマンドプラグインなので常に動作していますのでモデリング中など動作が重くなる場合があります。
そのような時はBoneCmd自体を無効にすることによりBoneCmdの処理が全てキャンセルされます。
ただしBoneCmdを無効にした状態でBoneCmdの情報があるデータを保存をすると全てBoneCmdに関する全てのデータが破棄されるので注意してください。
なので、一度BoneCmdで編集したデータを再度編集する場合はBoneCmdを無効にしないようにお願いします。


○ドキュメント読み込み時に不具合がでた場合の回避方法
ドキュメントの読み込み時にSHIFTキーを押しながら操作するとBoneCmdの設定が初期化状態にもどります。
BoneCmdを設定したドキュメントがうまく読み込めなくなった場合などに使用してください。
ただし初期化するとBoneCmdについての情報すべて消去されますので注意してください

○BoneCmdを適用したMQOファイルがメタセコ以外で読めなくなった場合の回避方法
メタセコは2.4からプラグイン情報を保持できるようにファイル形式が変わりました。
BoneCmdではプラグイン情報をMQOのサブファイルMQXに書き出すように指定していますので
古いMQO形式しかサポートしていないアプリケーション(mikotoなど)などではver2.4形式のMQOファイルが読めなくなることがあります。
(MQXはBoneCmdだけでなくメタセコのプラグイン情報を保持する形式です)
その場合の回避策として「名前をつけて保存→メタセコイアオブジェクト Ver2.2互換」でMQOを保存してください。
ただしVer2.2互換で保存した場合BoneCmdなどプラグイン情報などが全て消えてしまうのでプラグイン情報が付加されたMQOなどに上書きしないように注意してください

○コマンド説明


BoneCmdはコマンドモードによって動作が変わります
コマンドは「ボーコマンドパネル→コマンド」をクリックして選択してください
(ショートカットでキーボードの数字1〜6にそれぞれのコマンドがあたっています)
移動 ボーン移動モードです
ボーンを移動と選択をします。
選択状態でボーンをドラッグすると平行移動、回転、スケールができます
作成 ボーン作成モードです
ボーン作成します。
「作成パネル」で作成方法を指定します
子供作成でカレントボーンの子供を作成します。
連結したボーンを作りたい場合は子供作成を指定してください
兄弟作成でカレントボーンの兄弟を作成します。
バラバラのボーンを作成したい場合は兄弟作成を選択してください
モーション モーションモードです
モーションを作成します。
ボーンをドラッグすることによりモーションを作成します
ウェイト 頂点ウェイトモードです
頂点ウェイトを作成します
このモードではカーソルが頂点ウェイトペン(円形)になりますので、
円形の内側の頂点を現在の頂点ウェイト値でペイントします。
このモードではカレントオブジェクトのみ編集可能となりますので、
編集するオブジェクトを切り替えてください
モーフ モーフモードです
モーフターゲットを作成します。
※現在このモードは動作していません

○画面説明

ボーン移動モード

表示されるパネルはボーンコマンドパネル、ボーンリスト、移動パネルになります
このモードでは移動の他にボーンの選択も可能です。
移動パネルで移動タイプを選択してください。移動タイプは平行移動、回転、スケールになります

ボーン作成モード

表示されるパネルはボーンコマンドパネル、ボーンリスト、作成パネルになります
作成パネルで作成されるボーンの種類を選択してください。
「子供作成」にした場合カレントボーンの子供が作成されます
「兄弟作成」にした場合カレントボーンの兄弟が作成つれます


モーションモード

表示されるパネルはボーンコマンドパネル、ボーンリスト、モーションリスト、モーショントラックになります
ボーンをドラックすることによりモーションを作成することが可能です

頂点ウェイトモード

表示されるパネルはボーンコマンドパネル、頂点ウェイトリスト、ウェイトペンパネルになります


モーフモード

表示されるパネルはボーンコマンドパネル、モーフリストになります
※現在このモードは動作していません。


○オブジェクトパネルについて
BoneCmd中オブジェクトパネルはBoneCmd特有のものになります。
BoneCmdがアクティブな状態ではオブジェクトの作成、削除、編集はできません。


○ボーンについて
ピボット 回転やスケーリングの中心位置です
モーションモード時左クリックすると
親に接続されていない場合、平行移動します
親に接続されている場合左クリックできません(平行移動できない)
右クリックするとIK固定を度トグルで指定します。
ピボットが白くなるとIK固定されている状態です
ターゲット ボーンが前を向いている方向です
モーションモード時
左クリックするとIK移動します。
SHIFT+左クリックで子供方向にもIK移動します
ロール ボーンが上を向いている方向です
モーションモード時
左クリックするとねじれ回転します。
SHIFT+左クリックで子供のねじれを固定したままねじれ回転します
ボディ ボーンの本体です
モーションモード時
左クリックするとFKによる回転します。

○頂点ウェイトとモーフターゲットについて
BoneCmdの頂点ウェイトとモーフターゲット位置は頂点に対して情報が付加されます。
オブジェクト内で編集する限り頂点ウェイトとモーフターゲットの情報は消えません。
※面の作成やナイフで頂点を増やしても他の頂点の情報は消えません

ただしオブジェクトの複製をした場合、頂点ウェイトとモーフターゲットの情報は消えてしまいますので注意してください。
(BoneCmd側からはオブジェクトが複製されたことを検知することができないため)
ゆえに現状ではそのオブジェクトに頂点ウェイトやモーフターゲットがついたオブジェクトを複製するの避けてください。
将来的には頂点ウェイトやモーフターゲット情報を含んだオブジェクト複製コマンドをBoneCmd側で実装する予定です。


○操作
・マウス操作
BoneCmdのコマンドによってマウスの操作が変わります
ボーン作成 左クリックで「ボーンのピボット指定」→「ボーンのターゲット指定」と変わります。
ターゲットを指定されたときボーンが作成されます
ターゲット指定中、右クリックをクリックすると作成がキャンセルされます
ボーン移動 左クリックでボーンのボティ、ピボット、ターゲット、ロールを指定します。
ボーンのないところをクリックすると矩形範囲の選択をします。
選択されたボーンかタンカーを左クリックすると移動します。
移動は平行移動、回転、スケールです
モーションモード ボーンをドラッグすることによりモーションを作成します
ピボットをドラッグすると移動
ボーンボディをドラッグするとFKによる回転
ターゲットをドラックするとIKによる回転
ロールをドラックするとねじりの回転をします。
ピボットを右クリックするとIKの固定をします。
頂点ウェイトモード 頂点ウェイトをペイントします
左クリックで現在選択されている頂点ウェイトがペイントされます
モーフモード モーフターゲット
左クリックで現在のモーフターゲットの頂点が移動します

・キーボード操作
BoneCmdのコマンドによってキーボードの操作が変わります
ボーン作成モード
ボーン移動モード
CTRL+C ボーンのコピー
CTRL+X ボーンの切り取り
CTRL+V ボーンの貼り付け
CTRL+SHIFT+V ボーンの反転貼り付け
CTRL+A ボーンの全選択
CTRL+D ボーンの選択解除
delete 選択されているボーンの削除
モーションモード
CTRL+C キーのコピー
CTRL+X キーの切り取り
CTRL+V キーの貼り付け
CTRL+A キーの全選択
CTRL+D キーの選択解除
CTRL+N 選択キーの反転
delete 選択されているキーの削除
頂点ウェイトモード 現在割り当てられていません
モーフモード 現在割り当てられていません
共通
1 ボーン選択モード
2 ボーン移動モード
3 ボーン作成モード
4 モーションモード
5 頂点ウェイトモード
6 モーフモード

○フリーズ処理について
メニュー「ボーンコマンド→その他→フリーズ」を実行すると現在のボーズがメタセコ側に出力されます。
このときBoneCmdのボーンやモーションなど全ての設定が削除されるので注意してください。
フリーズしたデータは元のファイルに上書きしいなように別名で保存するようにお願いします。




○現在分かっている問題点
・セーブ、アンドゥ、リドゥすると元オブジェクトが表示される
→一度BoneCmd以外のコマンドを選択してから再度BoneCmdを実行してください

・BoneCmdに切り替え、抜けるとアンドゥバッファが更新されてしまう。
→切り替え時、元オブジェクトの表示、非表示をしていますので強制的にアンドゥバッファが更新されてしますます。
現状では仕様だと思ってください



○将来的に…
作成予定機能
・モーフィング
・UVアニメーション
・キー要素ごとのトラックビュー


○使用条件・配布・著作権について
BoneCmdの著作権はsio29にあります。

インターネットなどでの不特定多数への2次配布は禁止しています。
BoneCmdを使用して損害などがでた場合にも著作者は一切の責を負いません。必ず使用者の責任の元で使用してください。

○おくずけ
sio29
http://sio29.sakura.ne.jp/