vdrdlgMQ


概要
vdrdlgMQとはvidroを使用したレンダラです。コマンドプラグインとして実装しています。
レンダリングボタン一発でVDRファイルの出力、vidro.exeを起動、レンダリング画像の読み込みを行うことが可能です。

レンダリングをする場合2010/06/30版以降のvidro.exeがインストールされている必要があります。

vidroについて

vidroについての概要、ダウンロードはこちらを参照してください
公式HP
http://www.vidro-project.com/
2010/09/13現在、20100630バージョンでチェックを行っています。


インストール、アンインストール
インストールはメタセコをインストールしたPlugins\CommandのフォルダにvdrdlgMQ.dllをコピーしてメタセコを再起動してください。
アンイストールはPlugins\CommandのフォルダからvdrdlgMQ.dllを削除してください。

画面の説明

・プロパティウィンドウ
画面左のウィンドウ、個々のパラメータを設定します

・レンダリングウィンドウ
画面右のウィンドウ、レンダリング画像の表示を行います
ウィンドウより画像が大きい場合は、スクロールバーかマウスの中ボタンドラッグで表示範囲を移動することが可能です。

・デバッグメッセージ
画面右下のウィンドウ、デバッグ用のメッセージを出力します

立ち上げ方、初めに行う作業
vdrdlgMQの立ち上げ方は、メタセコのコマンドパネル→コマンド→vdrdlgMQを選択してください。

vdrdlgMQを立ち上げたら、まず初めに
プロパティウィンドウの「Commタグ→vidro.exeの場所」にvidro.exeの場所を指定くてください。
プロパティウィンドウの「Commタグ→作業フォルダ」にvdrdglMQで使用する作業フォルダへのパスを指定してください。
デフォルトでは「vidro.exeの場所」は「C:\vidro\vidro.exe」に、
「作業フォルダ」は「c:\vidro\tmp」になっています。
「vidro.exeの場所」や「作業フォルダ」は一度設定するとレジストリに保存されるので次回からは設定する必要はありません。

レンダリング、レンダリング画像の保存
レンダリングをするには、「Commタブ→レンダリング」を押してください。
VDRファイルの保存、vidro.exeの実行、レンダリング画像の読み込みという作業を行います。
vidro.exeの実行は別のウインドウが開いて行われます。

レンダリング画像の保存は「Commタブ→画像保存」を押してください。
レンダリング画像がない場合は保存することはできません。
現状ではBMP形式のみサポートしています。

動作環境
vdrdlgMQ本体はメタセコが動作する環境ならば問題なく動作しますが、vidroに関して制限があるので
vidro使用しているvdrdlgMQにも同様の制限が発生します。
具体的にはvidroは
SSE2をサポートしていないCPUでは動作しません。
SSE2をサポートしているのはPentium4/PentiumM/Athlon64以上のCPUになります。

対応していないCPUでレンダリングしようとした場合、
「このCPUはSSE2をサポートしていないのでvidro.exeを実行できません!!」
というメッセージをデバッグウィンドウに出力しますのでレンダリングが開始しない場合など参考にしてください。

ファイルの説明
vdr vidroのシーンファイルです。
vidro.exeで使用されます
mqx 同盟のmqoファイルにおけるvdrdlqMQの設定が書き込まれます。
このファイルはvdrdlqMQだけはなく他のプラグインの情報も書き込まれるので注意してください。

メニューの説明
ファイル ファイル関係の設定をします
VDR保存 VDRファイルを保存します。
レンダリングをせずにVDRファイルだけ必要な場合使用してください。
レンダリング画像の保存 レンダリング画像の保存を行います。
レンダリング画像がない場合は動作しません
ウィンドウ ウィンドウの表示、非表示を設定します
メッセージウィンドウ メッセージウィンドウの表示、非表示を設定します
デバッグウィンドウ デバッグウィンドウの表示、非表示を設定します
ヘルプ ヘルプについて
ヘルプ ヘルプを表示します
※現在動作していません
vdrdlgMQについて rrdlgMQのバージョンを表示します
※現在動作していません


プロパティウィンドウの説明

comm 一般的なパラメータを設定します
レンダリング レンダリング、画像保存を実行します
レンダリング レンダリングを行います
画像保存 レンダリング画像の保存を行います。
レンダリング画像がない場合は動作しません
vidro.exeの場所 vidro.exeをインストールしてあるパスを指定します。
フルパスで書いてください
デフォルト
C:\vidro\vidro.exe
作業パス vdrdlgMQで使用する作業フォルダへのパスを指定します。
フルパスで書いてください
デフォルト
c:\vidro\tmp
表示倍率 レンダリング画像の表示倍率を設定します
「ウィンドウサイズにあわせる」がチェックされていない場合に有効です。
ウィンドウサイズにあわせる レンダリング画像をレンダリングウィンドウのサイズに合わせます
開始時レンダリング画像読み込み vdrdlgMQ開始時にレンダリング画像を読み込みます。
レンダリング画像がない場合は読み込まれません
プレビュー ※現在動作していません
light ライトに関係あるパラメータを設定します
スカイライト スカイライを指定します
色を指定します。色の倍率でスケーリングされます。
色の倍率 色を指定します。色の倍率でスケーリングされます。
イメージ IBLのためのイメージを指定します
平行光源 平行光源を指定します。
平行光源リスト 現在の平行光源を選択します
新規 平行光源を新規作成します
削除 現在の平行光源を削除します
コピー 現在の平行光源をコピーします
※現在動作していません
名前 平行光源の名前を設定します
色を指定します。色の倍率でスケーリングされます。
色の倍率 色を指定します。色の倍率でスケーリングされます。
イメージ  
方向 平行光源の方向を指定します
ライト球 平行光源の方向を指定します。マウスの左クリックで指定します
反転 ライト球で指定した方向を反転します
カメラに追従 平行光源の方向をカメラ空間であるとして出力します。
チェックしない場合ワールド空間として出力します
※現在動作していません
点光源 点光源を指定します。
点光源リスト 現在の点光源を選択します
新規 点光源を新規作成します
削除 現在の点光源を削除します
コピー 現在の点光源をコピーします
※現在動作していません
名前 点光源の名前を設定します
色を指定します。色の倍率でスケーリングされます。
色の倍率 色を指定します。色の倍率でスケーリングされます。
イメージ  
位置 点光源の位置を指定します
mtl マテリアルに関係あるパラメータを設定します
このパラメータはマテリアルトごとにマテリアルトパラメータを設定してない場合のデフォルト値として参照されます
マテリアルリスト マテリアルを選択します
base1 マテリアルの設定その1
ディフューズ ディフューズを指定します
ファイル名 メタセコからマッピングの「模様」を参照します
設定できません
スケール 色を乗算します
メタセコから「基本色」を参照します
設定できません
スペキュラ スペキュラを指定します
ファイル名 イメージがある場合指定します
色を指定します。
メタセコの「反射光」に乗算されます
エミッション エミッションを指定します
ファイル名 イメージがある場合指定します
色を指定します。
メタセコの「自己照明」に乗算されます
リフレクション リフレクションを指定します
ファイル名 イメージがある場合指定します
有効 有効にします
スケール 色を乗算します
色を指定します。スケールで乗算されます
透明度 透明度を指定します
ファイル名 メタセコからマッピングの「透明」を参照します
設定できません
色を指定します。
メタセコの「不透明度」を反転した値に乗算されます
ノーマル ノーマルマップを指定します
ファイル名 メタセコからマッピングの「凸凹」を参照します
設定できません
ハイトマップ 画像をハイトマップ(高さ)として処理します。
スケール ハイトマップの場合のスケールを指定します。
ノーマルマップでは無視されます。
base3 マテリアルの設定その3
IOR  
ReflecIOR  
SpecFlec  
Aixs  
rend レンダングに関係あるパラメータを設定します
画面サイズ 画面サイズを指定します
デフォルトは(300,300)です。
現在のウィンドウサイズを適用 画面サイズを現在のウィンドウサイズから指定します
背景色 背景色を指定します。背景画像がある場合は無視されます
背景ファイル名 背景画像を指定します
背景を使う 背景を使うか指定します。
ない場合はスカイライトの色(画像)が適用されます。
Anisotropy  
H_Extinction  
H_Abledo  
Extinction  
Abledo  
Origin  
Size  
cam カメラに関係あるパラメータを設定します
FilmSize  
FocalRatioを使う FocalRatioを使います
FocalRatio  
Bokeh  
Bokehのイメージ  
Distortion  
LensTilt  
FilmTilt  
Oblique  
位置、注視点、上方向、FOV メタセコのビューから位置、注視点、上方向、FOVを表示します。
編集はできません
再描画 メタセコのビューでカメラを変更した場合
位置、注視点、上方向、FOVを再計算します。

特殊オブジェクト
オブジェクトに特殊な名前をつけることによりオブジェクト以外の動作をさせます。
特殊オブジェクトコマンドは「@VDRxxx:名前」(xxxはコマンド名)

コマンド名 説明
@VDRPoint:name オブジェクトを点光源にする。
nameは点光源名
オブジェクトの中身は球のプリミティブを使う(球でなくても丸い形ならOK)
球の大きさにより光源の輝度が変る。
色はオブジェクト内で一番使われているマテリアルの基本色が参照される

未対応パラメータ
以下のパラメータには対応してません
volume ・ViewToneMin
・ViewToneMax
・ViewTone
・ContourColor
・ContourGroup
・Boundary
Material Jump
ViewToneMin
ViewToneMax
ViewTone
LightingToneMin
LightingToneMax
LightingTone
ContourColor
ContourGroup
Boundary
Crease
Background
PointLight ・X
・Y
・Z
ParallelLight Position
Upside
Size
Eye ・Clip


注意点
・現状ではトゥーン関係のオプションには対応していません
・平行投影には対応してません
・pngやtgaなどの透明色には対応していません
・vidroの仕様上、全て両面ポリゴンとしてレンダリングされます



更新履歴
日付 内容
2010/09/19 ノーマルがハイトマップ時のスケール値を追加
Fovの計算を修正
マテリアルが編集された場合、不整合が発生していたのを修正。
Undo/Redoに対応
点光源、平行光源のコピーに対応
2010/09/14 PNGやTGAなどディフューズテクスチャにアルファチャネルのある場合対応しました。(32bitテクスチャに限り)
バンプマップのハイトマップ(高さマップ)に対応しました。
MQXへのマテリアルパラメータの保存が失敗していたのを修正
2010/09/13 最初のバージョン

当プラグインの使用上の注意点
・バグがある可能性があります。危険と感じたら即刻使用を中止してください。
・使用する場合はその本人の責任の元に使用してください。使用者に被害があった場合、当方は一切責任はとりません。
・プラグインはLHAにて圧縮されています。
LHAの解凍ツールは
こちらからダウンロードしてください
・当プラグインはすべて
フリーウェアですが無断転載などはしないでください。転載する場合はその旨を連絡してください。
・プラグインはMesequoiaでのみ使用できます。
・バグを発見した場合はなるべく報告するようお願いします。
またご意見、ご要望なども受け付けていますので
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